あの日僕は君に恋をした。


ミーンミーンミーン・・・・
真夏のあの日僕はいつものように塾に向かってた。
受験生の夏休みは勉強の為。
そんな感じがする位毎日毎日塾があった。

いつもの景色。
いつもの風。
いつもの塾。
何も変わらない毎日。
だけどあの日は違った。
君がいた。真っ赤なワンピースを着た君がいた。
僕は真っ赤なワンピースから目がはなせなかった。

何故だったんだろう。

一目惚れだったんだろうか。
そんなことは信じない。いや。信じたくない。

話しかけよう。
そうずっと思ってた。
皆と話す君の笑顔が眩しくて何故だか話しかけれなかった。
日々は過ぎた。
毎日ある塾も君が来たあの日から楽しみになっていた。
君がいるから。
毎日変わらない日々がキラキラ輝いていた。

何故だったんだろう。

好きになったからだろうか。
この気持ちがそうなのか。いや。信じたくない。

もう夏休みも終わる。
だけど一度も君と話す事は出来なかった。
君の笑顔が僕に向けられることはなかった。
日々は過ぎた。
もう塾も終わりだ。
君に会えるのもこれで終わりだ。

僕は思い出していた。
はじめて会ったあの日を。
真っ赤なワンピースを着た君を。
君にあった日からこの分からない気持ちを。
何故だかすごく心があたたかくなっていた。

何故だったんだろう。

そう思ってた時君が言ったんだ。
『バイバイ』
はじめて君が僕に笑顔をくれたんだ。
一度も話したことのない僕に。

この僕に。


やっぱこの気持ちはあれだったんだ。
...恋だったんだ。


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